あけましておめでとうございます。佐々木宏明です。
本年もよろしくお願いします。 早いもので、起業からまもなく3年、「怒涛の」は言い過ぎですが、とても忙しい毎日でした。 ひとりでひっそりと立ち上げたビジネスでしたが、2022年4月から新メンバーも加わりました。 本業のほうはおかげさまでそこそこ順調です。 一方で、コロナ禍はピリッといきませんね。 ウィズ・コロナという言葉は好きではありませんが、さすがにもはや非日常ではなく、日常として受け入れるしかないのかなぁと思ったりする今日この頃です。 さて、ということで、このブログです。 タイトルは、Nishi-Ogi Wandering です。 2022年はブログを一度も更新しませんでした。 本業に関わる話題はほどほどに、街のようすを楽しくお伝えするのがねらいだったのに、このありさまです。 また、ズルズルと後送りになりそうな気がします。だから……。 年頭の宣誓| エヘン、今年は書き続けます。 オホン、メンバも増えましたし……。 やっぱり飲食ネタがいいと思っています。 1件ずつ丁寧に紹介していきますね。 ご期待ください。.
0 コメント
こんにちは。佐々木宏明です。
ずいぶんとブログからはご無沙汰しておりました。 それだけ会社のキリモミが大変だったのかな? と思います。 会計そのものの細かいところは税理さんにお任せしているので、収支の大枠を押さえながらの活動でした。 これまでお客様の財務諸表を拝見することはあっても、自社としては初めてで、目からうろこ、いろいろと勉強になった1年でした。 コロナ禍の影響はもちろんありましたが、交通費や接待費等は期せずして節約され、無事想定ラインで着地できました。 この場を借りて、お引き立ていただいたお客様には深甚なる謝意を表します。本当にありがとうございました。 さて、今年度もかんばりましょう! この世界規模のパンデミックもいつかは終息するはずです。 営々と築き上げた人類の歴史は、コロナなんてへなちょことウィルスに、決して負けない揺るぎないもののはずです。 皆様も元気を出して、明るい未来を描きましょう。 引き続きブログもよろしくお願いします。 もう少し気の利いた西荻ワンダリングにしたいと思います。ご期待ください。 こんにちは、佐々木宏明です。 前回アップしてから、ずいぶんと時間が経ちました。 満を持して今回はラーメンがテーマです。 西荻といえば、ラーメンの聖地、とまではいかなくても、美味しい土地柄という評判、いや風評があります。 時間を要しましたが、この数ヶ月、なるべくラーメンを食べるようにしていました。 そして、その訪ねたお店の中から、約半数を厳選しました。 次のA~Jの10店です。(わたしの心の中では多少の優劣がありますが、記載は順不同です。どこも美味しいはずです) A.西荻燈 B.はつね C.三ちゃん D.ひごもんず西荻店 E.肉そば千 F.いしはら G.佐々木製麺所 H.麺尊RAGE I.ちょもらんま西荻店 J.大勝軒西荻店 そして、その写真が次の①~⑩です。 勘のよい方は、もうお気づきのことと思いますが、A~Jの順と、①~⑩の順は一致しません。
さて、次にそれぞれのお店のコメントは、あ~わです。 あ店 有名な女子大のそば、清潔感あふれる明るいL字型カウンターのお店です。研究熱心な店主の丁寧なラーメンが食べられます。駅からは遠いのですが、出向く価値は大いにあります。麺、スープ、叉焼、どれも美味しいです。特に麺はコシがあってのど越しがよいものがいくつも用意されています。もっと会社に近いとよいのになぁ。 か店 夜は居酒屋になる中華料理チェーン店です。写真とは違いますが、普通のラーメンが思いのほかおいしいです。炒飯や餃子、ライスと、セットメニューにできます。会社から近いので、月に何回もお世話になっています。パーコー麺や油淋鶏等もよく頼みます。大きな餃子も美味しいです。ただ、定食に付くスープは塩辛いです。 さ店 少し奥まった店内までベンチで待たねばならない人気店です。スープは、軍鶏のせいなのか、昆布せいなのかはわかりませんが、わずかにトロっとした感じで絶妙、とても美味です。また、多くの品で、叉焼が2~3種類載っていて、これがどれをとっても美味しいです。味付けはひとによっては濃く感じるかもしれません。 た店 いわゆるマシマシ用語が通じる店です。といえば、どの写真か一目瞭然ですね。ここの調理人の「いらっしゃい!」のかけ声は、わたしの脳がつくるラーメン屋さんのイメージそのものです。多量のニンニクを摂取し、おなかいっぱいになって店から出ると、なぜか「コロナには絶対ならない」という根拠のない自信に満たされます。 な店 ちょっと小径にそれたところにこじんまりと佇むお店です。生姜の風味が嫌いでなければ、濃すぎず薄すぎずで、野菜だしから滲み出たあま味がほんのりとするスープは好感が持てます。昔ながらのザ・中華料理店で、普段使いできます。かなりオイリーですが、セットで付けられる半炒飯もなかなかの味です。 は店 三鷹にもある熊本ラーメンのお店で、駅近で見つけやすいです。こってり、とろりとしたスープが特長です。お勧めは角煮がごろりと載ったものです。角煮は箸でほぐせるぐらいに柔らかく、濃い味です。その分、スープは見た目よりは薄い感じです。なお、叉焼を選択すると、きれいな渦巻き型のものが出てきます。 ま店 いわずと知れた西荻の老舗です。特にタンメンが有名です。店主はサリーちゃんに出てくる三つ子のお父さんのような顔立ちですが、叉焼は注文ごとに切って、表面に丁寧な刻みを入れるし、味見しすぎだろ、と言いたくなるほど、度たび味見する頑固一徹の職人ふうです。丁寧に作られた一品がまずいはずはありません。 や店 老舗のチェーン店です。池袋系と永福町系があるようですね。保谷の店には学生時代によく行きました。でも、こちらとは系統が違うようです。ここのつけ麺はデファクトスタンダードというやつですね。何というか、定番のつるっつるの太麺や、濃い味付けのつけ汁は、たまに食べたくなる中毒性があります。 ら店 バーを思わせるようなおしゃれで落ち着いた店内。あっさり透き通った滋味なスープに、縮れた麺がほどよく絡んで、ホッとする美味しさです。店員の方も如才ないので、ステキな女性と飲んだあと、一緒にシメに訪れてもよい感じです。あっ、日中しか行ったことがないので、何時までやっているかは知りませんけれど。 わ店 中野の青葉と似た味のスープ。どうして他の店の名前を出したかというと、青葉のスープはわたしの理想とする味だからです。ここでは少々高いですが、ワンタン麺が一押しです。ワンタンは、味はもちろんのこと大玉でボリューミィです。唯一、座ったまま麺をゆでたり、ちょっと大儀そうな店主の動きが気がかりです。 もちろん、これらも順不同です。 でも、やる気になれば、ヒントは十分、きっとすべてをつなぎあわせることができるでしょう。 ほら、これでも地元で根付いて商売をしているわけです。 悪いことは書いていないつもりですが、ラーメン屋さんに恨みを買いたくありませんからね。 とはいえ、このままの趣向では、消化不良ですね。 写真と解説と店の名前の組み合わせがわかったひとは、答えを当社の問い合わせに送ってください。 正解者のうち、先着2名様に当社のオリジナルポロシャツ(いまは手もとにないので、2名確定次第発注します)をプレゼントします。 まぁ、あんまり連絡があっても対応できませんから、先着10名までは正解かどうかとプレゼントの当外を返信させていただきます。 それでは今回はこれでおしまい こんばんは。佐々木宏明です。 ちょうど今しがた散財しました。 会社のロゴ入りのポロシャツを購入しました。 こんなやつです。 自分で言うのもなんですが、会社のロゴはわりと気に入っています。
ちょっとブランドもののように見えるといいなぁと思います。 自慢げに着て歩いていたら笑ってください。 仕事はおかげ様で順調です。いやぁ本当に忙しい。 自分に課した目標、「ブログ更新1回/月以上」を守るために、まさにいま書いている感じです。 それでも、忙しいなかで、徘徊老人のように西荻ワンダリングはしています。本人は真剣に取材と考えています。 努力の甲斐があって、ゆっくりと、しかし着実に、ラーメンのデータがそろってきています。 あわせて炒飯のデータもそろってきており、先に炒飯にしようか、なんてひねくれて考えたりもしています。 さて、どうしようかな? ちなみにこのブログの題名のPPPは「官民連携」でも、インターネットのルーターの「ランプ」でもありません。 プサイジェ・プライベート・ポロシャツのPPPです。 おしまい。 P.S. しかし、コロナで展示会もないのに、ポロシャツ買って、これもどうするんでしょうね。 少し前に賭け麻雀の話題がなんと法曹界をにぎわしていました。 それで麻雀のタイトルを洒落で付けてみました。 こんにちは。佐々木宏明です。 ここのところ、わりと忙しく、ブログが滞っておりました。 それで、これまでのブログの反応を総括しますと……、 仕事関係の皆様も含め、圧倒的に、美味しいネタのほうに反響があります。(そのわりに、コメントといいねが少ないぞ、は武士の情けで言わないでください。話が続きませんから) 本当は、生産計画のちょっとした、されど奥深い話題を提供し、ゆるりとしていながら役に立つ話を、粛々と重ねていき、最終的には本にしてしまうという、遠大かつコンサルタントらしい、王道のブログを目指すつもりでした。ところがそういった話題なら、手掛けている最中のものを一般化してご紹介するのがよいのですが、そうすると、「あっ、こいつ、すぐに思いつかなかったくせに、ブログでは玄人っぽく偉そうに書いてやがるぞ」みたいな誹りにさらされる可能性があります。というより、私の場合は、血の巡りが悪いので、快刀乱麻のごとく、ズバッと正解に行きつくことなんてほとんどありません。いつもうんうんと呻吟しながら正解にたどり着いているので、ほぼ間違いなくそうなります。(ここもつっこみどころではありません。マジメに取り組んでいるので謙虚だと思ってください) となれば、味な話は大事です。むしろ、こちらをメインにして、その肴のごとく、本職のたわごとを挟むほうが気が利いていると割り切ることにしました。半ば予想していたので、ブログのタイトルもNishi-Ogi wandering なんですけれどね。 ということなんですが、どうもコロナの影響でネタの仕込みが悪いのです。残念な気持ちでいっぱいですが、もうちょっとカレーとラーメンと有名な居酒屋の話は待ってください。 と、めっちゃくちゃ長い前置きで、またパンの話をさせてください。 で、ひとつ結論を出しました。 惣菜パン、菓子パンは東西です。軟派の東と硬派の西というものです。 まずは東のお店、軟派な店を紹介します。 西荻窪駅をはさんで東へ、中央線の高架下を歩くこと七、八分。ダイソーとワイズマートのそばに「そーせーじ」というパン屋さんがあります。アルファベットで書くと、“SOO SEE JI"のようです。こちらのパン屋さんが名付けて軟派なパン屋さんです。やらかめのパンが美味しいです。お店は清潔で明るい感じです。コロナ対策も万全で、店内には三人しか入れず、手前の線から先には進めません。ハキハキしたおねえさんにお願いして、パンを選んでもらうしかけです。私はメガネをするのが嫌いですが目が悪いので、商品の名前がよく見えないのが難点です。シャイではないですが、名前がわからない商品をおねえさんに頼むのは、少し気疲れしてしまいます。パンはどれも美味しいです。メロンパンやチョコクロのような味の想定がつくもののレベルが高いです。そのうえ、サバと夏野菜のパン(写真:たぶん季節限定)が2種類あって、400円と高めではあるものの、どちらもボリュームがあり、とても美味しいです。 会社とは正反対なのですが、一週間に一度は出かけています。なお、このお店の名物パンは「満月メープル」というパンです。ステキに写っている写真が巷に出ているので、ここでは省略しますが、ウチに持ち帰ると家族のウケがよいパンです。 次に西のお店、硬派な店を紹介します。 西荻窪駅から西北へ商店街をやはり七、八分。セブンの前の小径を少し奥へ入ると、「えんつこ堂」というパン屋さんがあります。えんこつではなく、えんつこです。当社からだと、中央線の高架を北へ横切り、このブログで紹介した「キャロット」か回路会館の角をさらに北上し、バス通りに出たら左折して少し歩いた辺りです。三、四分ぐらいだと思います。 お店は垢ぬけた雰囲気ながら少し古く、見るからに長年この土地で頑固にやってきました感を醸しています。写真禁止マークも何やら期待を増幅させます。もう食べる前から絶対おいしいという確信が私にはありました。そして、おすすめは何といっても固そうに見えるパンです。硬派ですから。 ふくろうマークの食パンや人気のハリネズミ君も美味しいですが、ともかくフランスパンやいかにも固く見えるパン(写真左)が一押しです。写真でまん丸いのは中にチーズが入っているパンですが、見た目以上にごつく、あごを使います。昼に食べるので、まだ試していませんが赤ワインがとても合いそうです。 なお、ついでみたいでお店には申し訳ないですが、パクチーが好きなら、えんつこ堂そばの「吉祥天」の角煮サンド(写真右)もイケます。台湾系のお饅頭屋さんです。
ということで、食パンは北でしたが、菓子パンは東西でした。 あと南をパン(ポン)すれば、大四喜の裸単騎の役満ですね。 ちょっと狙ってみたいと思います。 おしまい こんにちは。佐々木宏明です。 私の自宅は、東京都下の、国立と西国分寺の間ぐらいにあります。 起業するにあたって、事業所をどこに構えようか、大いに悩みました。 しかし、漠然にですが、中央線一本で行ける範囲がいいな、と考えていました。 とはいっても、都心に近ければ、費用がかかります。新宿から東京の間で相応の広さとなると、これはもう非常に高い。身の程知らずというものです。 最終候補は、吉祥寺、西荻窪と中野でした。(以降、西荻窪は西荻といいます) この三つ、どういう判断基準で残ったかといえば、表向きにはいろいろとホントらしい理由がこじつけられるのですが、実のところ、おいしいお店とレトロな一角がある街でなければならぬという、譲れない絶対条件が頭の片隅にあったことは否定できません。何だかんだいって、オッサンなので、昭和の匂いがなじむのです。 最終的に、三つのなかではこれまで足を運んだことが一番少ない西荻に決めました。 理由は簡単で、西荻にしておけば、隣町の吉祥寺も歩いていけるし、開拓の楽しみがありますからね。 一人でふらりと入れそうな居酒屋に事欠かないのも、好ましい限りでした。 ああ、それなのに……。コロナ禍降臨。 3月22日に引っ越しましたが、この原稿を書いている5月13日現在まで、これまで一杯も西荻の店で飲んでいません。何かと出費がかさむ時期でしたから、家でアルパカのワインばかり飲む日常というのは、それなりに経済的でした。それでも、昼もお店で食べる勇気が出ないというのは想定外です。たとえばラーメン。肩を寄せ合って並ぶのは、いかにも「密」なので、自重するしかありません。 で、しかたなく、西友駅前店か弁当屋さんでちょこっと買うか、普段なら賑わうお店のテイクアウトとなるわけです。 ちょっと、うれしい発見もありました。中野の定食屋の名店、「わしや」が、西荻で弁当を売っているのを見つけたのです。 中野のお店は、サンモールの入り口から最初の小路を右に入ったあたりにあります。カキとかエビ、とんかつ等のフライ系がとてもおいしいお店です。中野は、ラーメンなら「青葉」、うなぎ串なら「味治」が……、おっと、話がそれました。 西荻マイロードに「わしや」を見つけてからというもの、この店を重用していたので、飲食店のテイクアウトの出だしが少し遅れました。 ようやく本題です。これまで開拓したなかで、まずはボリューミーな超ド級の弁当をご紹介します。 「キャロット」のテイクアウトです。 全容をまずはご覧ください。洋食ですが味噌汁付きです。 見てるだけでおなかがいっぱいになりませんか? メインを拡大して……、こちら。 こぶし大のハンバーグはあらびきで、ミンチになりきっていない荒ぶる肉感、デミグラソースも濃厚です。このハンバーグの反対側には、どんぶりから、わっしわっしと詰め込んだ感じの、てんこ盛りのご飯です。 さらにこれです。 ガーリック・スライスがたっぷりのったチキンソテー。
これがメインといってもおかしくないほどの量です。 とてもおいしいです。(狭い事業所はたちまちニンニク臭くなりました) たまらず、オンライン飲み会用に仕込んでおいた赤ワインを、日中からグビッと、コップ一杯ほど飲んでしまいました。 ともかく量が多いので、小一時間かかって完食しました。そんなこんなでほろ酔い&胸やけで、仕事は失速し、四時過ぎに事務所をクローズしました。 「キャロット」は比較的当社に近い、西荻の西側にあります。 アルバイトの大学生が登社したら、ぜひご馳走したいと思います。そろそろお店で食べれるとよいのですが……。 *** 店名 キャロット 定休日 水曜日 住所 西荻北3-13-7ベルハイム西荻1F(駅から徒歩4分) こんにちは。佐々木宏明です。 今日は英語の略語集をメンテナンスしていました。製造業の生産計画周辺にも、かなりの略語があふれています。 頭文字Pのあたりをちょっとだけ掲載しますね。こんな感じです。 (おしまい)
(予告)来週あたり、近隣のおいしいネタをアップします。乞うご期待。 こんにちは、佐々木宏明です。 今日は少しマジメな話をします。 シフト勤務(あるいは単にシフト)とは、勤務時間が9時~18時のように、特定の時間帯に固定されず、日毎あるいは一定の期間で、複数の勤務時間を移動する形態の勤務のことです。 日本の労働基準法では、高プロと呼ばれる特殊な専門職を除き、原則として、1日あたりで8時間(休憩時間を除く)、1週間であれば40時間を超えて労働させてはならないとされています。 一方で、昼夜を問わず生産している工場や、警察、警備、病院、コンビニやインフラ等では、要員を継続して配置する必要があります。通常、要員の就業日、就業時間を、なるべく公平に分配して、この問題を解決する方法が採られます。 シフトのパターンは稼働の時間により、まちまちです。 24時間操業でも、土日をお休みにする場合もあれば、土日も休みなく稼働する場合もありますよね? 一つ例を挙げましょう。三直三交代(土日休み)の例です。 この例では、1班から3班のメンバが1週間毎に、早番(6:00~)、遅番(22:00~)、中番(14:00~)を繰り返して、土日を除いて24時間作業します。1つの班のシフト順は2通りで、{早・遅・中}または{早・中・遅}です。土日を挟んだときの負担が{早・遅・中}のほうが小さいので、通常は下記のように、{早・遅・中}の順で出勤するパターンが選ばれます。 土日を非稼働としない完全24時間操業のときには、俗に四班三交代制と呼ばれるものが代表例です。 シフトを語りだすときりがなくて、各社工夫していろいろなバリエーションで対応されているようです。 さて、本日はなぜこのシフト勤務を話題にしたかといえば、プサイジェの仕事を大掴みで理解いただくのによい例だと思ったからです。 プサイジェは計画系のコンサルティング会社ですから、ある意味、上目線で「ここをボトルネック工程としてスケジューリングすべき」とか「この資材の安全在庫はもう少し低い水準に抑えたほうがよい」みたいな提案を、しばしば行います。 しかし、スケジューラーの導入支援をメインにしているので、決してそれだけにはとどまりません。 このシフト勤務の例のようなルールを、どのようにツールに設定するのがベストかを、具体的に提示することも重要な仕事です。 それゆえ、地味なシフト設定の話を持ち出しました。 ん? 何かこれ、面倒なの? と思ったかもしれせん。 面倒ともいえるし、面倒でないともいえます。 上記の例の三直三交代なら、ガントチャート上の稼働可能時間は次のようになるはずです。(白いところが稼働時間) 上記はFLEXSCHEの画面ですが、問題はこの定義をどのようにするかです。 上位システムで、日にち毎に定義しているときには、その情報を流し込む方法を採ります。 しかし、FLEXSCHEで一から定義するときには、日にち毎に延々と定義せず、マクロ式を利用するのが便利だと思います。 私なら次のようにします。(ほかにも方法があります) ブログでの細かい説明は興ざめかもしれませんが、適用条件という列に、マクロ式を記述しています。
対象の日付($_day)の、対象年の通算週数を得るのが、$_day.Weekです。 この数を3で割った余りを求めるには、%(モジュロ)演算子を使用します。 その演算結果を評価して、週ごとに、それぞれの班の割り当てが適用されるようにして、10行目の設定で土日をお休みにすると、出来上がりです。 ツールによる構築の以上のようなことを(シフトだけではありません)、お客様の求めに応じて、テケテケっと定義して、それをお客様と共有して、毎日の生産計画がサクサクっとできるようにする、これこそ私たちプサイジェの仕事だと思っています。 ちなみにプサイジェの仕事は、高プロ制度枠でもよいのですが、「一定の年収要件を満たす」という条件のハードルが非常に高いので(笑)、無理せず普通の日勤としています。 (おしまい) (補足)厳密にいうと、元旦を出勤される会社では、実はこの式ではダメなんです。通算週数を計算で使っているので、年をまたぐときにパターンが崩れてしまいます。でも、土日休みの会社が、わざわざ元旦は出ないはずなので実用解です。 こんにちは。佐々木宏明です。
西荻窪に会社を構えて1か月。 これは私の個人的な印象ですが、西荻(にしおぎ)というのは「気張らずがんばらなくてよい街」です。 言うほど個性的でもないし、昭和っぽいところもありますがレトロというほどでもない。 土日は中央線の快速が止まらないわりに、それを不便に感じたり、卑下することもない。 ホント、くどいですけれども「気張らずがんばらなくてよい街」です。 そういった雰囲気を醸し、ほどほどに人気があるのにはいくつか理由がありそうです。 たぶん、その理由のひとつは「食べ物」です。 ラーメン屋さん、カレー屋さん、洋菓子屋さん、パン屋さん、洋食屋さん……。 住んでいる、道を行きかう人たちは、気張らずがんばりませんけれど、お店のほうはしのぎを削っています。 その道に詳しい方なら、膝を乗り出して、大いに語ってくれるでしょう。 そして、私も素人なりに一言申し上げたくなって……、それで今日はパン屋さん、それも食パンに絞ってお話ししたいと思います。 駅の北側を少し進むと、新宿に本店を持つ「一本堂」があります。言わずと知れた食パンの名店です。中央線沿線であれば、三鷹や国立にもありますが、どちらも駅から遠いので、西荻店はとても使い勝手がよいように思います。 お店のなかには一名ずつしか入れないので、外には列ができていることが多いようです。新参者の私には、ゆるりとした西荻気質のせいか、コロナ禍のせいかはわかりませんが、行列はソーシャル・ディスタンスが保たれて間延びしているように感じました。味はご存じの方も多いと思いますが、マジメなつくりというのがピッタリで、オーソドックスで香りがよいのが特徴です。食パンのみ、4~5種類のバリエーションがありますが、私は店名を冠した基本のパンか、「高密度」というのが好みです。 「一本堂」からさらに100mぐらい北へ進むと「進藤製パン」があります。ここも「一本堂」同様、食パン専門です。店に一人ずつしか入れないのも、行列ができるのも「一本堂」と似ています。何を隠そう、この店に初めて入ったのは「一本堂」と間違えて並んでしまったからです。スマホで場所にあたりをつけて歩いていて、うっかり長めの列に騙されてしまいました。(このときは「一本堂」のほうで列がなかったのでしょう) この店のパンはもっちり柔らかくほんのり甘いのが特徴です。生で食べるなら最高、っていう感じでしょうか? たぶん子どもはこっちのほうが好きだと思います。 「一本堂」と「進藤製パン」。私の買った回数は、これまでに両方とも二回。 二つのお店は、今日も見た目はおだやかに、そのじつ熾烈な戦いを繰り広げているものと思います。 さて、話はガラリと変わりますが、村上春樹の小説で、「パン屋再襲撃」という短編があります。 お腹の空いた主人公の僕は、相棒とパン屋を襲撃することにします。先客のオバサンがクロワッサンを買って立ち去った後、僕と相棒は店主に包丁を突き出して脅迫します。すると店主は自分の好きなワーグナーを聞いてくれたら、パンを進呈しようと言い出します。不思議な提案でしたが、二人はそのとおりにして、飢えをしのぎます。 十年の月日が流れ、僕は結婚し、法律事務所に勤めています。相棒はその後行方知らずです。 新婚の僕は、我慢できないほどの空腹で、深夜に目を覚まします。そして昔、パン屋を襲撃したことがあると、妻に白状します。すると妻は、いまの状況はパン屋の「呪い」に違いないと言い出します。そして「呪い」を解くには再びパン屋を襲うしか手立てがないと断言します。 決意を固め、二人で街に繰り出しますが、真夜中なのでパン屋は開いておらず、しかたなくマックを襲うことで折り合いをつけます。僕たちは、マックの店員にハンバーガー30個を要求すると、店員はマニュアルのうえでは、金のほうがよいと、僕たちに愚痴りますが、最後は協力(?)してくれます。 とまぁ、文才のない私がアウトラインを説明すると、以上のような話です。 で、ご紹介した二店に話を戻しましましょう。 「一本堂」と「進藤製パン」、いずれも食パン専門で、クロワッサンは置いていません。そして、店頭にいるのはむくつけきワーグナー好きのオジサンでもありません。また、西荻窪のマックは駅のそばにありますが、その間近には交番があったりもします。 つまり、はっきりしているのは次のことです。 西荻の二つのおいしいパン屋は、激戦区にありますが、襲撃には向いていません。 (おしまい) |